手提猫のごろごろごころ

手提猫の感想・雑想・備忘録

ふたりはプリキュア ふたりのほのか

ふたりのほのかが出てきて、見てるこっちも「あれ?どっちだろう」と思わせておいて、ふたりしか知りえないことをホンモノほのかが自ら言うことで見破るきっかけを作る、という点はありがちなプロットであっても独特な雰囲気を出していたと思うのであります。香水が思わせぶりに出てきたので、あぁ、これ伏線じゃ〜ん、なんて思わせておいて、フェイクだったりして。
でもなー、ホンモノに気づいて二人で逃げて… で物語がここでぶっつり途切れてるのがイカンです。今回はアクションも派手でそれはそれで見応え(倉庫をぶち破って舞い上がる粉塵のタイミングが屋根からと出入り口からのでズレてるのはなかなか)はあったかと思うんだけどなぁ。
日常描写〜問題発生〜バトル、という基本的な流れで特に今回は前者2つとバトルパートが完全に乖離していたのでせっかくポイズニー最期の回だったのにちょっと印象にのこらなそう。どうもこの調子だと2クール目でなにかしら一段落ついてパワーアップ+新たなる敵が出てきそうな勢いだからその2クール目クライマックスに向けてシリアス気味に持ってきてるカンジだけど、例えばバトル後に 
ほのか「ところで、ミップルみせて」 
なぎさ「ええっ!、ありえない…」
ほのか「冗談よ、じょーだん」
なぎさ「ほのか〜」
とか翌朝
ほのか「おはよう、なぎさ」
なぎさ「あっ!あなた偽物ね」
ほのか「なに言ってるの、ホンモノよ」
なぎさ「私の知ってるほのかなら宿題見せてくれるわよ」
ほのか「…偽者でケッコウです!」
なぎさ「ほのか〜」
みたいな(いや、これはこれで書いてると何気に恥ずかしいけど(^^;))バトル以前の要素を反芻するシーンはほしいところ。そして願わくば楽しげに終わってほしいものだわ。
ドツクゾーンの皆様もあれが彼らなりの正義なんだなあ、と思っちゃイカンのかね?でもまぁふりかかる火の粉を振り払うためには正義を振りかざして相手を悪として戦わねばならんのかね。
プリキュアはその名にあるように「いやすもの」でありますから、私的理想はジャアクキングを癒して共存共栄を模索するってところかなぁ?
ともかく激闘の末、「ばかな〜」とか言いながら消え行くジャアクキングは見たくないってことで。