手提猫のごろごろごころ

手提猫の感想・雑想・備忘録

ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史

最近は「在宅の人」なので以下略。
あまり映画も見なくなってるし、とふと近所のシネプレックスへ。
ドラえもんの映画は人生の節目で見ているような気がする(^^;)。学校受かった時も予備校の近所の映画館で観たっけ(アニマルプラネットだったけども同時上映のチンプイが初見で好きになったっけ(^^;))

映画第2作の現スタッフによるところのリメイクですな。
現スタッフ・特に声優のあたりはいろいろ賛否あるようですが、私は既に許容している人なのであります。
多分に漏れずドラえもん大好きな子どもだったし、映画第二作であるところの思い出深い「宇宙開拓史」がどんなリメイクになっているのかな?と思いながら見た。

以下少々ネタばれもあります。

やっぱし原作がものすごくしっかり出来てるんだなぁ、と思ったよ(^^;)。ゆえに前作(原作)になかったモリーナさんと父親の必然性がいまいち判んない。扉の秘密をガルタイト鉱業に洩らすのは村長の息子でないとなぁ。肝心なクライマックスが改変されちゃったのはどうなんだろう…。お話をとおして登場した「ヒラリマント」「タイムふろしき」が活かされていないじゃないか。感動?のもっていく箇所が違うよなぁ…。父親との邂逅も突然かつご都合がぷんぷんして…。漂流した父親が一人で宇宙船を作りかけていてそれでコーヤコーヤ星に帰るんだな、と思いきや…。

ジャイアン達が初めて畳の裏を通った時のプチ混乱が笑いどころだったと思うんだけど、まさかのカット。えー。
ギラーミンは迫力を増していてよかった。でも西部劇たる一騎打ちシーンではさすがに(ショックガンとはいえ)撃ち倒す描写ではなく…。いまどきの自主規制かしらんね?

いよいよお別れシーン。頭の中じゃ、いやがおうにも「こころをゆらして」が流れるんですが、結構あっさり超空間のつながりは閉じて…。ちょっと残念。

…そーいやトカイトカイ星が出てこなかった…。

やっぱし前作(原作)の印象を引きずっているのでいろいろ比較しちゃったけども、総じて面白かった。
特に感心したのは音楽で、めずらしく(どうも初めてらしいですが)フルオーケストラによる壮大なBGMが心地よかった。サントラ欲しくなったけども、発売はないんだろうか。

今の子供たちにはこれがスタンダードなんだろうけども是非とも前作と見比べてほしいなと思った次第(いいとか悪いとかじゃなくてね)。
SL型のガルタイト鉱業母船見たかったなぁ〜