手提猫のごろごろごころ

手提猫の感想・雑想・備忘録

学園アリス 学校がなくなっちゃう

原作は未読です。キャラ絵もかわいらしいし、この秋の最有力候補ではあったけども、不安材料に制作プロダクションがあって、どうなることかと思い見た第1話。
OP〜チープな伴奏に正直あんまし爽快な動きをしているようには見えないアニメ。うーーん、微妙…。てのが第一印象。ヘソ出しのチアリーディングは可愛らしいんだけど、動きが特定されてて、動画枚数端折ったか?とも.。
本編。関西の片田舎?山村の木造小学校。以前ほど関西弁に違和感をいだくほどではない(cvの植田さんは関西出身らしいし)。でも脚本家が誤った関西弁を表記してるとそう読むしかないのかな?どれみでは松岡さんが読み替えてたというハナシは聞いたことあるけど。
一人称で「ウチ」を使うのはごく限られたエリアらしいですがね、最近は誤った(…何が正しいなんてよぅ言わんけど)関西弁が逆輸入されてることもあるし、山村、という土地の特殊性を見てもまぁ、許容範囲かな〜なんてエラそうに。
OPで木から頭から落ちるシーンがありますが、「あれは普通死ぬよなぁ」って思ってましたが、本編でも普通になんかぶっ飛んでるし、顔から落ちるし、そういう作品なのね、と納得。
蜜柑のキャラクターは面白い。激情型、直情型、でも愛は深い。蛍のキャラクターも面白い。クールで現実的で、でも愛は深い。
あぁ、なるほどいい凸凹コンビなんだな、と思った。それもそれにいたるまでのプロセスを回顧だけでさらっと流してしまう豪快さ。プリキュアなら10話くらいかけてやってたよなぁ…。この二人だけでもいっぱいドラマはできそう。キャラが被らない二人はコンビを組むのがよろしいようで。
ドタバタのシーンと情に訴えるシーンもちゃんと分けて配置されててよかったんではないかと。学園の二枚目センセのバックにバラがゾロゾロ咲くあたりは確信犯だね。それにフラフラっとならないところはイイ。
蛍の真意を知り、東京に一人出発する蜜柑、関西あたりから東京くんだりまで一人で電車(それも在来線?)行ける小学生ってだけでもナカナカ。東京で見たことのない雑踏に飲まれる蜜柑。その様子の描き方が巧い。一瞬なにがおこったかわかんなかったけど。シチュエーションは「魔法遣い」のファーストシーンまんまだったりして。
そんなこんなでセンセと男の子キャラも増えて、導入部分としては十二分な内容と出来だったのではないかと。
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Gタックの動画の癖なのか、スピカでもそうだったけど普段のアクション(歩いたり)の動画の枚数が少ないような気がする。カクカクアニメになって気になる。なんかうにょうにょとデフォルメしたり、ギャグシーンは滑らかに動くのに…。あと印象だけかもだけど、線が他のアニメに比べて太いような・・・気のせいかなぁ…。
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なんにしても、またしても視聴アニメがNHKに増えてしまったではないか。
…最初の心配がまったくふっきれた、ということはないんだけども、キープクオリティなら記憶に残る作品になるかなー、とか思ってます。

補記:関西の片田舎、と書きましたがどうやら京都府下のようで。五月郡?とかありましたな。電車に詳しければあの塗色の単線電車がどの辺のものか検証したりするんでしょうけどねー。