手提猫のごろごろごころ

手提猫の感想・雑想・備忘録

ホノルルセンチュリーライド参加紀行(ちょっと長いっす)

22日

羽田空港からはヨドバシアキバを経てNEXで成田へ。
ヨドバシに寄ったのは自転車フロアで給水用のボトルを買おうと思ってたのと、円⇒ドルへの両替のため。あと時間かせぎ。

成田空港、なんだかんだ時間をつぶし、余裕をもってそろそろ宅配に預けていた自転車とスーツケースを取りに行こうとカウンターに出向くと既に長蛇の列。カート(初めて使った)でしばらく待つ。偶然にも同日出発の一般のお客さんは何事かと思ってただろうなぁ。


20時25分のフライトは機材到着遅れ(グァムからの機材・台風の影響とか)
8時間ほどのフライトで時間巻き戻って22日のお昼前にホノルル空港に着。妙な感じ。

ハワイ現地時間22日10時ごろ 何処へ行こう?

やはり南国、気温は結構ありそう。でもなるほどカラっとしている。
入国審査して預け荷物を受取る。過去にロサンゼルスやラスベガスで預け荷物を受取ったときもそうだったけど、出口で預かりタグと照合しないのね。黙って誰かの荷物や自転車を持ち出しても判らないんじゃ…とか思ったり。
日本旅行のツアーだったので集合して一路フリーウェイをホノルルはDFSへ(免税店にツアールームがあるってのもなかなか理に適っている)。一通り帰国時の集合の要領やセンチュリーライドの説明を受けたりゼッケン・Tシャツをもらったりしてあとはフリータイム。
ホテルのチェックインは15時以降なのでそれまでどうするか…?オプショナルツアーも何もつけなかったので、全く自由(デカイ荷は別送でホテルに行ってるので身軽)。とりあえず昼ご飯どうしよう?何気に歩いていると、おぉコレがいわゆるワイキキビーチ。ブルーが美しいなぁ。これがリゾートというものかっ!といわゆるハワイにいることを改めて実感しだす。
ホノルルを巡回しているトロリー(オープンデッキ付のバス)のピンクラインが来たので乗車してみる(JCBカードを持ってるとタダなのだ…降車まで見せることは只の一度もなかったけど)。
喧騒と陽射しと涼しい風に心地よくなりながらアラモアナショッピングセンターに着。巨大なショッピングセンターで中に入ると都合よくフードコートがあったのでそこでチキンパスタを食べるが、おなじみのアメリカンサイズで8割方で音を上げた。不味くはなかったんだけど量多すぎ。
ショッピングセンターをウロウロした後、時間もあるのでバスに乗って真珠湾アリゾナ記念館とか行ってみようかなと。
バス停でしばーーーーらくバスがくるのを待つがなかなか来なかった。時刻表というのがバス停にはないのだ。素晴らしき哉、日本の乗合自動車サービス。いつ来るとも知れないTheBUS(ザ・バス=ハワイのバス)を40分ほども待ってやっと来た目的地方面系統のバスに乗車。乗車賃は2ドル。1時間ほども乗っておそらくそれらしいところで下車(停名も降車案内もナシ 降りたい停留所のバス停前で知らせる仕組み。 あぁ素晴らしき哉日本の…)。



アリゾナ記念館には小さなリュックを持っていたので入館をお断りされて(^^;)(預け場所があったらしいけど不案内でわからなかった)、遠くから拝む。(たった60年前、ここから太平洋戦争が起きたのかー と思うとなるほど平和のありがたさを感じる。) 
別の場所で係留展示館になっている潜水艦のブリッジには日章旗がいくつも記され、あぁこれも戦争の生き証人なんだな、とねぇ。
帰りのバスはホントにジャストタイムで来た。もういい時間になっていたのでアラモアナSCを経て、宿泊するマリオットリゾート近くっぽいバス停で下車(往路で乗り継ぎ券をもらっていたので実質往復で2ドル 安っ)。



チェックインして部屋に入ると…一人で泊まるには広いよなぁ。枕なんか6つもありますが(^^;。荷はちゃんと着いていた。
シャワー浴びて、ベッドの上でTVなんか見ながらくつろいでいたら寝入ってしまって、気付いたら晩の10時回っていた。お腹空いたので下に下りたらホテルの軒下にABCストア(ハワイのそこかしこにあるコンビニ)があるんだもの。物価はそれほど安くはないけど海外ではこんなものなのかな?という値段。フルーツ、クッキー(OREO)、サンドイッチと水など買い込む。
23日は夜まで予定ないので何をしようと思いながら就寝。

ハワイ現地時間23日朝8時すぎ ダイヤモンドヘッドへ

ダイヤモンドヘッドからの眺めは超有名なビュースポット、とのことでホノルルからも近いしTheBUSで行ってみることに。



最寄のバス停には10分くらいで着いた。クレーターの外輪山?前の降り場からトンネルを抜けて、エントランス、そして山登り…。ガイドブックにゃ大したことないみたいなこと書かれてたけど、なかなかキビシイトレッキングコースだった。まぁ普通の体力でちゃんとした靴を履いてりゃ無理じゃないけど山頂近くの階段や螺旋階段にヘキエキする。汗だく。山頂からの眺めはなるほど素晴らしかった。
帰りはバスに乗らずに徒歩で帰る。5kmくらいかな?ハワイの生活臭がしてこれはこれで。



カピオラニ公園はセンチュリーライドの会場設営中、明日はここが自転車で埋め尽くされるのか〜。すでに練習走行をしているグループもそこかしこにいて気もはやる。
ホテルに戻ってようやく自転車を組み立て、本番仕様に着替えて私も練習走行に。
ハワイは当然アメリカなので右側通行を常に意識する。クルマはすごく道を譲ってくれる。すごくありがたく、ちょっと妙な感じ(^^;)。左折のタイミングがなかなか掴めず、思うようにコースが取れず、思いも寄らないところへ行ってみたり…。
2時間足らず軽く走ってホテルへ戻り、シャワー&着替えて外出。夜はミクシィのセンチュリーライドコミュの壮行会というか前夜祭というかオフ会に参加するのだ。
初参加のオフ会というのはいつも緊張するもの。それも海外だし。
ミクシィのハードコピーを見ている女性がいたので声かけてなんとか合流。あれよあれよと20人くらいになって移動…。中華料理。
ペェペェの素人ながら100マイル挑戦組の皆さんと同席。いろんなノリの方々がいて楽しかった。そして何と言うか、皆さんカッコいいのよ。全ての人に畏敬の念にかられたりして。



翌朝は早朝起きなので適当なところで切上げて解散。
アラームを4時40分にセットして就寝。…ウトウトしながらも寝付けない(^^;)。完走した夢を見たりして(^^;;)。

ハワイ現地時間24日朝5時前 長い一日の始まり

ABCストアで買っていた朝食を食べて着替えて5時30分出発。

まだ暗い街を参加者が集まってくる。既にスタートエリアは自転車とライダーでいっぱい。
6時前、うっすら明るくなってきた空、セレモニーが始まる。主要スタッフのどなたかが先の5月に他界されたとかでしばらくの黙祷。国家独唱、いよいよスタート。・・・とはいえ100マイル組でも後方に位置してたのでゲートをくぐるまで5分ほどかかる。

走り出した集団、涼しい朝風が心地いい。住宅街を抜け、フリーウェイを快走ししばらくしたらハートブレイクヒル(心臓破りの丘)にさしかかる。なるほど一直線の登り坂が遥か彼方まで続いている。すでに降りて押している人あり。



坂を上り詰めると海岸線で絶景が広がる。登り坂の後にはご褒美の下り坂(^^;)。しかしこれはまだまだ序の口だったのだ。
坂を降りたところにある25マイル折り返しのエイドステーションは通過のみして休憩せず40マイル折り返し地点のエイドステーションへ。



時々ミクシィのコミュ参加者が共通の目印にしているオレンジのバンダナをサドルに付けているライダーを発見し、声をかける。またかけられたりして。見知らぬ人でも(前の晩に会ってる人も)仲間意識があるのはうれしいなぁ。
75マイルの折り返し地点を過ぎるあたりから腰と肩が痛くなってくる。でもまぁこれは長距離乗るといつもあること、経験したことある痛みだったのでコントロールはできた。しかし臀部から左足先にかけて筋肉ではなく貫くように芯がじわじわ痛くなってきた。痛くて左足の踏み込みができずどんどんペースが落ちる。姿勢を変えようと立ちこぎしようとすると左の踏み込み時に激痛が走り力が入らない。
無理をせず100マイル折り返しのエイドステーションになんとか到着。自転車を降りてしまえばさっきまでの痛みはどうしたって再現しない。エイドステーションの美しい海辺でしばらく休憩し、これから復路。やっぱし左足が痛い痛い(^〜^;;)。
とにかくふんばりが効かないから登り坂になると10km/h以下にもなり、往路で経験した下り坂(当然復路では登り坂)を思うと憂鬱になる。故障やパンクで止まっている人を除けば、追い越される専門になってしまう(ロードの人たちはなんであんなにスイスイ登れるのだろう?)。みんな早いなぁ。
復路のエイドステーションでは食べ物が底をついていたりして参った。足の痛みは少々マシになったとはいえ相変わらず。FINISH近くはのんべんだらりとした起伏があって却ってキツイ。西に傾きつつも陽射しを強めている太陽、サングラスに汗が溜まる(首が疲れて下を向くことが多くなっていたので)。
いよいよ見慣れた建物、整備された緑の木々がカピオラニ公園に入ってきたことを感じさせる。ラストストレート、図らずもグっときた。ただ自転車こいでただけなのにおかしなもんで。
ポリネシアンダンスに迎えられ、フィニッシュゲートをくぐる。終わり〜〜〜〜 っと!!
10時間29分(休憩こみ)
がタイムでした。



ゴールしたところでミクシィオフ会にいらっしゃったハワイ在住の女性に声かけられ記念写真撮り合ったりして。
また、復路で何かと偶然にも抜きつ抜かれつ状態だったポリネシアンの男性に握手を求められ、もう、とりあえず「お疲れ様でした」と正確な日本語と共に握手した。ちょっと嬉しい。
日本旅行テントでサンドイッチとフルーツのお弁当もらってホテルに帰りシャワー&着替え。あれだけの水分をとって一度もトイレにはいかなかったけど、どれだけの発汗があったんだろうなぁ。
一段落してまた外出。この晩はまたもやミクシィのコミュでの打上げ(後夜祭)オフ。ただツアーによってはパーティをもたれているところもあったりで参加者は7人ほど。アラモアナSC近くの「食堂」で。
http://www.shokudojapanese.com/Jp/index.html

疲れきった身体にも食欲はあって喰う喰う。それぞれがあったことを話したりで盛り上がる。
私は次の日は帰国の日で6時45分にはモーニングコールがかかる予定になっているし、その前に自転車をバラして梱包しなおさねばならないので一次会で撤収。翌日も滞在されてたり余裕のある方はツアーパーティの終わったミクシィの方々と再度落ち合って二次会へ…。
帰りついでにDFSで土産物を見る。うーむ、マカデミアチョコ以外に土産はないものかのう??…迷っておみやげはマカデミアクッキーにしました(^^;)。
ホテルに戻って自転車をバラし帰国の準備…してたらいつの間にか寝入っていて、時計は5時前だった。よく起きれたもので。冷蔵庫の残り物を平らげて、梱包の続き。7時過ぎにボーイが荷物を取りに来た。 
8時15分バスのりば集合とのことで余裕をもってチェックアウト…したのだが。

ハワイ現地時間25日8時過ぎ

下ろされたところで集合するものだと思いDFSへ朝のハワイの雰囲気を楽しみながらのんびり歩きながら行くも、DFSの入口が開いていない。
「ひょっとしてホテルの1F?」と思い当たるも早足でも10分ほど、やっとのことで戻ると私の名前を呼んでいる係の人アリ。まったく無駄足な時間であった。バスは私を乗せると15分ほど遅れて出発。
ホノルル空港ではエントランスに預け荷物チェックがあって、自転車・スーツケースを預ける。成田経由で大阪へ行くことを伝えると、税関を通らねばならないので一度成田で預け荷物は受取るようにとのこと。…考えてみりゃもっともなことだけど旅行会社のハナシと違う。成田で受取れず伊丹で受け取ってとのことだったのでわざわざ自家用車で出かけたというのにこれでは成田で宅配に預けられたんじゃん!

ホノルル空港の出発ゲートは靴や上着も脱いでボディチェック。ウワサに違わずキビシイ。 でも待合エリアは手をのばしたら飛行機に手が届きそうなオープンエア形式。なんだかいらぬ心配をしてしまう。
11時15分発だったかな?定刻出発。7時間ちょいのフライトで到着したのは26日のお昼すぎ。妙な感じ。
入国審査、預け荷物受取で、出口を出て日本に帰国。続いて国内線乗り継ぎ手続きをすまして後は…
その後は26日の帰国報告にあるとおり。雨模様が故か、出発は遅れまくり、帰宅したのは22時を超えていたのでありました。

日本時間26日22時30分

全行程を終了し荷を解くこともなく、しばらくぶりにニュースなど見たりしてたら寝入ってしまっておりました。
翌日は会社へ行くので目覚ましは忘れずに(^^;;)。

はひぅ〜〜