手提猫のごろごろごころ

手提猫の感想・雑想・備忘録

しまなみ海道横断



自転車を駆って遠出できるようになるとなにかと定番・評判コースにチャレンジしたくなるもので、この度しまなみ海道の横断をしてきました(4月8日(土))。本州から四国まで島伝いに凡そ80キロの行程でした。

まぁきっかけは尾道でのオフ会(なにがテーマかは言わずもがな…ちゅっちゅっちゅ〜)で集合が8日の夕方だったので泊まり先の向島の宿を朝から出発したら行けるかな〜などと計画。7日晩、会社から帰宅してバタバタ用意して夜1時ごろ出発。途中SAで休憩・仮眠をとりながら7時前に到着。早速R2号に乗り換えて出発。地図も何もかもをアタマに入れてたとはいえ、不安になるが、ご丁寧に要所要所サイクリングロードのマークが路面にあって判りやすい。
これまでは何かと川沿いのコースばかり走ってたので水面スレスレを通る海沿いの道もなかなか新鮮であった。天気はハレ!暑すぎず、寒すぎず。梅や桜が満開でございました。

因島大橋




「海を自転車で渡る」、というアクション自体がもう魅力的なので遠くその橋の姿を見つけた時にはいやがおうにもテンションは上がるわけで…。下調べの時(いろんな方々がブログなどに綴っているので判りやすい)に知った、自転車歩行者用専用道路を橋に向かってヨイショヨイショと登っていく。朝だけあって原チャリの人々が追い越していったり下りてきたり。なるほど原チャリなら楽だろうなぁ…。



自動車道と人道と別レイヤーの橋。下方に通ってきた道を見下ろして進む。あぁここがしまなみ海道なんだぁ〜とつくづく思ったり。





橋を降りると因島。まだマップは持ってなかったけど、道路のマークを目印に進む。まぁ島に入ってしまうと時に海岸線、時に山道でそれなりにアップダウンもあったり工場地域だったりでへこたれそうになったりするけど、次の橋を楽しみに走り続ける。メリハリのあるロードだなぁ…。

生口橋




のどかなミカン?畑に優雅な斜張橋が見えてくる。




今度は橋上を車道の横の歩行者・自転車専用のレーンを走る。幾何学的なワイヤが美しいなぁ… 風が強い強い。


生口橋を降りると生口島の海岸線を走る走る。比較的平坦な道。平山郁夫美術館なんかあったりして…でも余裕で寄り道してるほどの時間はないし…。レンタサイクルセンターでようやっとサイクリングマップをもらう。道程は中ほど、か。



多々羅大橋




海岸線を走っていると遠くに多々羅大橋が見えてくる…。




多々羅大橋も優美な斜張橋で高度もある。自転車に跨って足元に広がる海を見下ろせるって不思議な感じ。




多々羅大橋を降りたところに道の駅があって、おや、ヘリコプターがっ!と思ったらローター折れてるし保存状態よくないし…。
ちょっと長めの休憩。うどんを食べる。

多々羅大橋からまた大三島を通って、大三島橋へ、この付近非常にのどかで山の中!って感じがした。

大三島橋




鉄橋だからかちょっと地味〜なイメージだけど、その足元の海は川のように流れが速く逆巻いている。桜や梅がほころぶ上部と荒々しい海の雰囲気が対照的。
これを渡るといよいよ伯方島




途中の道の駅で定番(らしい)塩アイスを食べるも、体がそうなってたのかしょっぱい感じがしなかった。普通のソフトっぽい。

伯方大島大橋

写真撮ってないぞ(^^;)
ともかく一番の私的難所はこの橋を降りた大島の路程で、島の中央を抜けるコースはそれなりにアップダウンもあるわけで、登り、しんどかったなぁ。距離も随分あったしね。
ともかくも次は最後の来島海峡大橋、これがまたデカブツで…。

来島海峡大橋




袂の道の駅で休憩。橋の隅っこがかすんで見えない。目の前から目的地今治までのフェリーが出てるんだけど…。ここまできてやめるわけにゃいかず。





この橋への進入は自転車・歩行者用のループ橋を使用する嬉しい設計。高いところダメな人はちょっとビビるかも。





全長6.2キロの橋を伝っていくといよいよ遠くに「四国」が見えてくる。




強風でなかなか前に進めないけど堪能しつつ、橋を渡り終えて、今治のサイクリングターミナルで休憩。顔に塩が浮いてたので顔を洗う。一路今治港へ。

今治到着 帰路




商店街・港と一連の町だけどちょっと寂しい感じがしたかな?土曜日の昼だってのに。港につくとダイヤモンドフェリーが停泊中。あぁこれに乗って輪行って手もあるんだなぁ。





目当ての船は広島は三原までの高速ボート。自転車も積んでくれるというのでアテにしていたが予約いっぱいで乗れなかったら笑えんな〜とか思ってたら乗客は同じくサイクラーの3人のみだった。採算とれるのかね?




およそ一時間の船旅であったが、いい睡眠時間がとれた。高速艇でどんなに揺れようとよく寝た。
三原着後、は一路尾道に向けてラストラン。思ってたより距離があったけど、無事に尾道着。

ゴール




オフメンバとも落ち合って、神様御用達の連絡船でもって向島の宿へ。なんだかんだで100キロくらい走ったのね(^^;。
疲れたけど楽しい道程だった。休みたい時に休み、自分のペースで走れたし、ソロツーリングもいいもんで。坂道あんまりしんどい時は周りに人がいないのをいいことに大声で歌ってたりしたしなー(^^;。今度は逆方向で行きたいなーとか。なるほど評判・定番なコースなワケだと納得した次第。乗り捨てできるレンタサイクルも充実してるみたいなのでいかがでしょうか(^^;