手提猫のごろごろごころ

手提猫の感想・雑想・備忘録

びんちょうタン 7話 8話

そんなこんなですっかりハマっちゃってる私です。短編アニメに弱いのかしらん? ファーマシィー、まおちゃん、アルス、んで、びんちょうタン…。アルス以外は何気に見たのがきっかけだったり。さてさて評判の7、8話です。関東勢の皆様は既に9話をご覧になってて最終回とのこと。2話ずつ放送されてる関西勢にあって「アキレウスはカメに追いつけない」というコトバを思い出していたり。来週は「おイモの季節びん」が放送されますからー。関西人でよかった(^^;)。

7話 ラムネとりんごあめびん

はじめに一つ残念を言うと、祭の日を告げる号砲や花火…。やっぱり煙が出たり花火が開いたりした瞬間に「どどん!」て鳴るんですなー。ちょっとだけでも間を置いて音が聞こえたらさぞや距離感を感じることができるだろうにと思うんだけど、その描写をした作品をまだ知りません。アニメ的記号と捉えるべきなのかな?
でもでもでも、太鼓の向こうの、ちくリンちくリンがぁはっ! こんな描写はすごいツボだったりします。
さてさて、もはや「ざんねん賞〜」なんて言う気もなく見入ってますから、彼女らが動いているだけで「ありがとう〜」ってそんな勢いです。

お祭といや、庶民の年に一度のお楽しみで、その準備段階のそわそわ感が感じられてよかった。神社のショバ取りのくじ引きなんて妙にリアル〜。びんちょうタンもお祭が楽しい、ってことは知ってるようで号砲に驚きながらも顔をほころばせ…でも仕事はきっちりこなすのでありました。エライよほんと。どこまでもマイペース、ではありますが。
一方、クヌギたんはやはり屋敷を出られず遠くからお祭を空想するのみ。
「シアワセってなんじゃろなー」ほんと。
ラムネ買いに馬車を出すってのもどうかだけど(^^;)、スダじいのイキな計らいでクヌギたんもお祭の雰囲気を味わうことに。
ほんとは栓を抜いていないラムネで気泡が上がってるのはおかしいんだけど、映像が美しいので許しちゃう。
そういや、あろえ登場。タンがつかないのは炭とは無関係だからだろう。どうみてもあの髪は意思を持っているようにしか。いつかノビノビ…びんちょうタンちの近所の湖とかで泳げりゃいいのにね。
れんタンびんちょうタンに何か感じているようで、木魚をたたくペースが上がったりして面白い。でも、ちくリンの方が仲間?には気に入られているようです。

8話 むすんでひらいてびん

禍福は糾える縄の如し…
情けは人(犬)の為ならず…
最初のころの雰囲気で見せる表現から次第にコトバで見せる表現にシフトしてきたような気がする(悪いことじゃない)。
びんちょうタンがハッキリとコトバを発しています。世界が広がっている証でしょうか(一人だと言葉なかなか発しませんからねー)。
「わたし、このこ飼いたい!」
「はい、一生懸命がんばります!」
とかね。
あとはやっぱりコレ、
「ただいま」
「おかえりなさい」
…この声のトーンの違いが巧く出すぎてて、なんとも言えない。(もはや感想でもなんでもないな)
やはり一人でいるのは「馴れ」てるけど、一人でいつづけるのはつらい。判るなぁ…
親のこと、幼稚園の柵を隔てて見た我が身の現実。
皿洗いもせず、昼寝。 コロッケをあげた犬。(…EDで踊ってるので最初の回から知ってはいたんだけど) ちくタンに相談。わんわん〜(ちくリン、いいなぁ…)

サジを投げられた犬だから「さじ」…。さすが薬屋の娘だけあって…?

日雇いからパートタイマーになって、一定の収入は得られるようになったかな…?でも仕事先が同じ年頃の子たちが通う学校っていうのもヒニクなもの。
さじが縁でびんちょうタンクヌギたんがコトバをちゃんと交わしました。
でも、なんだろ?ぎこちない?というか会話が微妙にずれてるのは計算されてのことか?

ラスト、さじと一緒に眠るびんちょうタン。傍らに新調した茶碗とサジの餌皿。

冒頭の欠けた茶碗をびんちょうタンのココロと捉えると非常に象徴的に扱われたアイテムではないかと。(修理ではなく新調、というのもね)
…考えすぎか〜(^^;)。