手提猫のごろごろごころ

手提猫の感想・雑想・備忘録

びんちょうタン 5話 6話

お話が進むに従って、世界がひろがってきたカンジで善き哉。そして背景がやはり抜群に素晴らしいと。朝夕、夜、雨、雨上がり、春から夏…みずみずしさが溢れてるなぁ。
…というのもようやく初めて地上波デジタルのワイドで見れたのであった。過去2回は寝落ちで録画ものだったし(レコーダーはアナログのんしかないので…)。
年末奮発した甲斐があったというもの。
さてさて

着物のおもひでびん

今回はびんちょうタンもちょっと辛い目に。多分にもれず名作劇場の空気を感じなくはない(これでクヌギたんと血縁だったりしたら大変だ(^^;))。
キーアイテムとしては壁の「絵」かな。あの絵がいつ描かれたものかで意味合いが変わってくるな〜と思ってたらばぁちゃんご健在の時にすでにあったものだった。それはつまりご遺影ではなく、びんちょうタンのばぁちゃんとの楽しいひと時のカケラ(スナップ写真?)であり続けるわけで必ずしもそれを見るたび悲しい思いをしているわけではないんだよね、きっと。
(最初、壁の落書きと書いていたけど「絵」としたのはびんちょうタンが絵に託した思いを想うと落書きなんてとても言えないからで)
で、大好きなばぁちゃんに作ってもらった着物(っていうか帯?)。大切な宝物。クヌギたんとのファーストコンタクトのシーンの表情の移り変わりもよく描かれて判りやすい。声をかけられた時、びんちょうタン、笑ってたのに。 自分にとってプライスレスなものに他人から価値を決められると確かにそれはつまらないことで…。次の接触を期待させますなぁ。

それはそうとちくリン、かあいいよう〜(^^*)

夜のおつとめびん

れんタン登場、って霊感少女っすか。でもクヌギたんの登場時同様、びんちょうタンとの直接的な接触はなし。雰囲気を感じるのみ。でもその雰囲気がきっと大切。

なんだかこの作品て、群像劇な一面もあるなぁ。同時進行でいろいろなお話が離合集散しながら展開し全体でまとまって、、、と。随分高度なお話だと思うんだけども思い過ごしかな?3話でハトノバスで町に向かうびんちょうタンを遠くにとらえるクヌギたんちくタンのそれぞれの出発のシーンなんか象徴的。位置的にびんちょうタンを挟んで同じ方向へ、それぞれの目的など知りもせずに、、、ってね。

草に隠れた母子地蔵をキレイにして、もみ寺でもらった三色団子を供えるびんちょうタン。素晴らしく素直な行動。こんなところすごい「デキタ」子のように思えるんだけど。プカシューの冒険のTVに口を半開きで見入る様子にやはり年端も行かない女の子という印象もしかり。この辺の描写のバランスも絶妙です。

いっぱいいるよ〜  あぁ、ちくリンかわいいなぁ〜