手提猫のごろごろごころ

手提猫の感想・雑想・備忘録

大分温泉めぐり

 大分に住んでいながら温泉めぐりをしたことがないというので母親をクルマに乗せて大分市内から210号を一路湯布院方面に向かう。目指すはガイドブックたよりに「塚原温泉」。天気は曇り、時々雨。由布の山々がまばらに雲に隠れている…。観光客でにぎわう湯布院町を抜けて塚原方面へ山道をのぼる。とたんにさびしくなる。霧だったり雨だったり。多少地図に惑わされながらも近くまできたのはわかるんだけどもどこにもそれらしきものがない…。とそこにようやくちっちゃく看板が出てた。看板に従いその道に進入すると…。途中から未舗装になるわ車幅もないわの道でホントにこの先に温泉なんて…とすすむと…。あった。いや、温泉たぁこんなところにあるのがイイのかも知れぬと。で、いざ共同浴場へ。込んでるとイヤだな、と思ってたが、平日だったんだな。先客は2人、いいかんじ。湯船は数人入るといっぱいになりそうなものだったけど、先客は二人。強酸性で石鹸も泡が立たないってことで、洗い場はない。お湯を口に含むと、酸っぱく苦く甘い…そうスカンポの味だ。
塚原温泉を後にして、次は「壁湯温泉」を目指す。まるっきりあてずっぽ。何気によさげだったし、まぁそこいら中に温泉はあるし…。由布インターから九重インターまで高速を使って移動。しばらく南下したら道路より一段低い旅館(これがまた風情のあること)の前に川に接して温泉があった。とはいえ岩場にできた温泉場みたいなところで岩がごろごろしてて痛い。混浴+女湯 という構成で当然混浴側にしかいけないのだけどこちらは終始独り風呂状態で楽しんだ。いや、なんちゅーかもう外から丸見えな野趣あふれる露天風呂でした。入湯料払ってない、というか払うとこなんて無かった。
壁湯温泉」から少し山手に行ったところに「川底温泉」があり、そこまで足をのばす。ここは至極いわゆる普通の温泉場っぽい感じだった。せせらぎの湯なんて名前までついて。
帰り道すがら「湯平温泉」に行く予定ではあったけど、かなり坂道を強要されるのでパス。
大分・別府といや温泉で有名ではあるけれど、メジャーどころじゃないところもまたこれは一興ではないかと思った温泉めぐりでした。